2日間以上のロードレースをステージレースという。総合時間順位を競い、大会はワンディステージとタイムトライアルステージから構成される。それぞれを1ステージ、2ステージ、3ステージ…と、全体で構成される各ステージを切り分けてこう呼ぶ。通常はスタート地点〜ゴール地点を表記するのが一般的。以下に、ステージレースの特徴を少し書いてみよう。
ステージレースは最終ゴールの総合時間が最も短い選手が総合優勝となるが、もちろん各ステージごとにも優勝者はいる。ステージレースは、各ステージのレース中に得たボーナスタイムやペナルティタイムが減算あるいは加算されて総合順位が決定される。そして各ステージごとの積算した時間がもっとも短い選手が総合時間順位のトップとなり、栄えある総合リーダージャージを着用する。
そしてまた、ボーナスタイムと同時にポイントも付与される。大会ごとに設定している例えば山岳賞とかポイント賞の各賞にもリーダージャージが用意され、ゴール後にもっとも多く該当する各ポイントをもっている選手が表彰されて翌日のレースはそのジャージを着用する。そして総合時間順位と同様、こちらも最終ステージの表彰で着用している選手が、その大会の山岳賞とかポイント賞を獲得したことになるわけだ。ポイントを設けているところがステージレースの大きな特徴でもある。
ただし、ボーナスタイムやペナルティタイムが反映されるのは、総合時間順位のほうで、各ステージごとのゴール時間には影響しない。ペナルティについては、タイムは総合時間にのみ適用されるが、ゴールなどでペナルティに値する行為は降格などの処分が下されることもあるので気をつけよう。
さて、開催期間については、UCIルールによって、ステージレースは最大12日間と決まっているが、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ヴェルタ・ア・エスパーニャのグランツールと称される3大ステージレースは別枠扱いとなっている。
2005年のグランツールはそれぞれ、ツール・ド・フランスが23日間21ステージで休養日が2日。ジロ・デ・イタリアも23日間で、こちらはプロローグ+20ステージで休養日2日。そしてヴェルタ・ア・エスパーニャも同じく23日間21ステージの休養日2日と、グランツールはすべてが3週間を超える開催日数で、レース自体が日々の生活となってしまう常人では想像もつかない過酷な世界なのである。
ステージレースは通常一日1ステージであるが、午前と午後に分けて一日に2ステージ行うこともある。ただし、プロローグと同日に他のレースが開催されることはない。グランツールはほぼ一日1ステージ。
以上のように、ステージ数は大会の開催日数に比例しない。初日のプロローグは、顔見世興行的な要素もあってステージ数には加算しないこともある。この場合は大体10km以下の距離であるけれども、しかし、短い距離であっても個人タイムトライアルとしてステージ数に加えられることもある。これは、大会ごとの主催者側事情によって変わってくる。
ステージレースに参加する選手の参加者数は、これもUCIルールによって公式ロードレースの場合、現在は200名の参加者制限が設けられており、また1チーム最多10名という枠組みからも、最大22チームで1チーム9名の編成となり198名までとなっている。これにより、グランツールへの近年の参加者数は、ツールは22チーム198名、ジロは19チーム171名、ヴェルタは21チーム189名というところである。
グランツールの参加者数はそれぞれ1チーム9名の構成である。なぜ、1チーム10名ではいけないのか? 10名だと参加チームは20チーム。主催者によってはこれは少ないと考えるかもしれない。では、逆に8名にしてはどうだろう? この場合は25チームが参加可能。しかしこれはさすがに多いように思う。やっぱり1チーム9名という選手構成がちょうどよさそうである。UCIが設定している200名という制限は、9名の人員がチームでレース展開をしやすい数につながっているのかもしれない。

